ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第48回目)に出演致しました。
「会社から突然来なくていいと言われた…どうすればいい?」
私は、35歳の会社員です。
先日、上司の課長と仕事のことで口論となり、課長からもうお前はクビだから会社に来なくていいと言われてしまいました。
私は、会社のためを思って課長に意見をしましたし、今まで真面目に勤務してきました。
このような場合どうすれば良いでしょうか?
というテーマでお話ししました。
近年、不況の影響で解雇をめぐる紛争が多く見受けられます。
社員を解雇するには、法律上、合理的な理由があり、社会通念上相当でなければ無効となります。
また、解雇をする場合は、少なくとも30日前に予告しなければなりません。それをしない場合には、30日以上の平均賃金を支払う必要があります。
解雇は、社員の生活基盤を失わせることになりますので、労働者保護の観点から厳しい制約が設けられているのです。
番組内容の概要
番組では、労働問題について、
「解雇が認められるのはどんな場合?」
「解雇までのプロセスは?」
「会社に確認したほうがよい点は?」
「争う手段は?」
などについてお話ししました。
内容の概要は、以下のとおりです。
解雇が認められるのはどんな場合?
・解雇に対する厳格な制限
・解雇の合理性・相当性
・解雇までのプロセス
会社に確認したほうがよい点は?
・解雇かどうか
・解雇と退職勧奨の違い
・解雇通知、解雇理由書
・解雇権限の所在
争う手段は?
・労働基準監督署
・労働局
・裁判手続き
・その他の相談機関
その他、労働問題で気を付けること
今後とも宜しくお願い致します。