ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第6回目)に出演させていただきました。
「離婚した後でも慰謝料・財産分与の請求はできるの?」というテーマをもとに、お話ししました。
離婚後の生活を円滑にするためには、養育費、慰謝料、財産分与等の離婚給付や年金の分割についても、離婚届出書を提出する前に、夫婦で十分話し合って決定しておくことが必要です。
離婚したいばかりに十分な取り決めもなく慌てて離婚届出書に署名押印し、離婚後に子どもを抱えて生活費にも事欠くという事案も少なくありません。
協議の内容が決まったら、届出書に署名押印する前に、離婚協議書を作成し、合意できた内容を書面に残すとともに、離婚協議書の履行を確保するために、執行認諾文言のある公正証書を作成することが望ましいです。
番組内容の概要
番組では、慰謝料、財産分与等の離婚給付を中心に、離婚する際に決めておきたいことの他、年金分割の制度等についてお話ししました。
内容の概要は、以下のとおりです。
慰謝料、財産分与とは?
・慰謝料とは
・財産分与とは
・慰謝料、財産分与はどれくらいか
離婚した後でも、慰謝料・財産分与の請求はできるの?
・慰謝料請求は、離婚から3年
・財産分与請求は、離婚から2年
・財産分与請求調停の申立てとは
離婚する際に決めておきたいことは?
・お金の問題(財産分与、慰謝料、養育費等)
・子どもの問題(親権、面接交渉等)
離婚する際に決めた内容は書面にしておいたほうがいいの?
・離婚協議書
・公正証書にしておく
年金の分割はできるの?
・ 年金の分割制度の概要
今後とも宜しくお願い致します。