私道を作るときの注意点は?
私道を作るときは、どのような点に注意すればいいのでしょうか。
分筆による場合は道路位置の指定を受ける等の手続きや接道義務の遵守が必要です。
私道を作るには、(1)敷地の一部を通路として提供し合い、分筆しない方法と(2)私道部分を敷地部分から独立させて分筆する方法の2通りがあります。
(1)の分筆しない方法をとると、不安定な状態になってしまいますから、分筆による方法がよいでしょう。
(2)の分筆する方法をとる場合、私道部分をさらに分筆してそれぞれを単独所有にする方法と私道部分を共有する方法があります。
このうち、単独所有にする方法をとると手続きに手間と費用がかかる他、単独所有となっている私道を利用する者が出てきた場合、トラブルになる可能性があります。
そこで、私道を作るためには、私道部分を分筆した上で全員の共有にする方法をとるとよいでしょう。
分筆した私道部分は、道路位置の指定を受けておくと、後に当事者の中のだれかが気が変わって私道を廃止しようとしても、全員の承諾が必要になります。
また、私道を作る上で、建築確認を受けるためには、建築基準法が定める接道義務を守る必要があります。
分筆による場合も、道路位置指定を受けるために接道義務に違反しないようにしましょう。
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