12月6日に、当事務所の代表弁護士中西優一郎が、大阪司法書士会主催の会員研修会「会社側から見た労働案件の実務」にお招きいただき、講師を務めました。
このセミナーでは、実際の解雇トラブルの事案をもとに、トラブルになった時の会社の対処法についてお話ししました。
また、問題のある社員の特徴ごとに(能力不足、職務怠慢等)、具体的な注意指導の方法をご説明し、併せて、解雇に至るまでにすべきこと、裁判になった場合のポイント、労働組合との団体交渉のコツ等をお話ししました。
主な内容は、以下のとおりです。
・会社側から見た労働案件の特徴
・労働事件の手続の選択方法(仮差押・仮処分、労働審判、訴訟のいずれを選択してくるのか)
・労働審判のポイント(第1回期日で勝負が決まる)
・労働審判で会社が準備しておくこと
・解雇トラブルの対策(事前・事後の準備)
・もめやすい社員とは
・解雇無効となった場合の会社側のリスク
・能力不足、職務怠慢、就労障害の社員への対応
・裁判における主張、立証の方法(どのような証拠を収集すれば良いのか)
・裁判所が重視する証拠は(解雇、残業代、セクハラ・パワハラ、過労死等での重要証拠は)
・解雇の心得(解雇までにやるべきことを尽くす)
・解雇のためのポイント(7つ)
・解雇までのプロセス重視
・解雇に至るまでの注意指導のコツ
・退職勧奨のポイント(いつ、どのように行うか)
・労働組合との上手な団体交渉
など
ご参加いただいた皆様、どうも有難うございました。